「時価」で勝負する時代

サントリー新浪社長の「45歳定年制」のニュースが波紋を広げていますね。
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6404307

本質は、「45歳で会社を辞めろ」という話ではなく。
自分が働き続けることができるためには、どう考えるべきなのか?ということなのですけどね。
「定年」という言葉自体に、マイナスのイメージがありすぎます。 

サラリーマンにとっての最大関心事は、雇用の確保ですから・・・

 

制度の改定は、 やったことないことは、本質を理解できない人たちからの批判を浴びます。
今でこそ当たり前になっている週休二日制も、松下幸之助が日本で初めて導入したときには猛批判を浴びました。
今では、学校すら導入していますね。
もちろん、45歳で会社をやめさせるわけではありませんので、拙速な導入や悪ノリはいけませんが。

成果を生む人には配分を、成果を産まない人にはそれなりの処遇をというのは、経済原則です。  
この本質は、とても簡単な話です。
「あなただったらどんな人を雇いますか?」という質問にどう答えるかだけです。
「自分は雇わないけど、会社は雇うべき」というのは、答えになっていないですからね。

実は、これは自営業や経営者の世界ではあたりまえのこと。
だって、ランチを選ぶにしても、安くて美味しいお店に行きますよね。
新しいお店がオープンすれば、それまでのお客さんを奪われることだってあります。 


 結局のところ、働く側は「時価」で勝負できる人材になるということです。
過去の実績(学歴含む)は大事かもしれませんが。
では、今この場面でどんな成果を出せるのかが、今の給料を決めるのです。
できることが大きければ、需要があれば、高い報酬が得られる。
できることが少なければ、需要がなければ、報酬は安くなる。
大トロだと時価で出されますが、赤身だと安く叩かれます。

 雇う側も、年齢という外見的な誰でもわかる判断基準で、知識労働者を判断しては、優秀な人から逃げられます。事務作業や肉体労働であれば、年齢は重要な判断材料かもしれませんが。
頭を使う仕事、人を使う仕事は、年齢に関係がありません。  

 「時価」を高めるためには、生涯学び続けなければなりません。
学ぶことを学校卒業した途端にやめた人は、成長できない。
自分の価値を高めることに熱心な人は、必ず成果をあげてくれます。

当たり前の努力をした人が、当たり前に報いられる世の中にする。

それが当たり前だと思うのです。

 

 これまでは、多くのサラリーマンは学校を卒業すると同時に学ぶことをやめてしまいました。
忙しい、疲れる、面倒臭い、他にやることがある、楽しいことしたい・・・
会社が提供してくれる研修や昇格試験をクリアするときだけ、ちょこっと頑張りました。

自分の価値は、自分で高める時代がやってきました。
そうしないと、長く働き続けることができなくなったのです。あなたの「時価」を高めましょう!

私は、「高島塾」であなたの価値を高めるバックアップを行なっています。
詳しくは、こちら。
https://www.reservestock.jp/page/event_calendar/4179