出世するには「度胸と愛嬌」

「男は度胸、女は愛嬌」などと言われますが。
部長職以上に出世する人を見ていると、度胸と愛嬌を併せ持った人が多いことに気付きました。

仕事の能力で出世できるのは、課長まで。
より多くの人を巻き込んで動かすには、仕事の能力もさることながら、「人を動かす」人間的な魅力も必要です。

ここぞ!というときに、経営幹部に意見具申できる度胸と。
ぐっと迫った後で、チラリと見せる人間的な愛嬌。
この組み合わせが、最強パターンのようです。

企業での意思決定は、「合理的」という衣を纏っています。
そして、上が決めたことを下が覆す、意見具申するということは、通常の流れに反します。
でも、合理性や組織論だけでは人間は心から納得して動きません。
愛嬌というのは、広い意味での人間的魅力のこと。
こいつに任せて大丈夫か?という不安を、いろんなかたちで和らげることができる能力です。

経営幹部の意思決定の苦労話を聞くにつれて、男女を問わず「度胸と愛嬌」の大切さを感じます。