決断できる人、できない人

決断力がある人には、どんな特徴があるのでしょうか?
ちょっと考えてみたいと思います。

決断できる人は、自分の価値観が明確になっています。
なにがいい、なにが悪いということが、はっきりしています。
ですので、決断に当たって迷いが無く、軸がブレません。
周りから見ていると、安心感がありますよね。

決断できる人は、優先順位を明確にしています。
大切にしたいものはたくさんあっても。
どれを優先する、どれは後回しにしても良いということが、はっきりしています。
欲張りすぎて頭の中がこんがらがったり、感情に任せて決断しないのです。

決断できる人は、情報収集の大切さを知っています。
ですが、情報収集にばかり時間をかけることはありません。
ある程度で切り上げて、情報分析に時間をかけます。
情報はいくら収集しても完璧にはなりません。
また、時間をかけてもいずれは結果が明らかになることを知っています。
ですので、情報は集めることよりも活かすことが大切なのです。

決断できる人は、タイムリミットを守ります。
決断とは、ある期間内に行わなければいけないことを知っているからです。

決断しなくても、時間だけは流れてゆきます。
そして、ある結果がもたらされます。
タイムリミットを過ぎてから悔やむのは、決断できない人です。
決断できる人は、ちゃんと時間内に自分の方向性を決断しています。


決断できる人は、数値を使って物事を定量化し、判断材料とすることができます。
いいわるいを判断するにあたっては、定量化しない事には比較検討が出来ません。
頭の中で考えるだけでなく、資料を作ったり、書いて考えるために大切なのが数値化です。
物事を見えるようにすること、比較検討しやすいようにすることが決断力に結びつくことを知っているのです。


最後に、決断力のある人は参謀の意見を聴き分けます。
素直に意見を聞き入れ、そして最後は自分の頭で考えて決断を下します。
聴く耳を持たなかったり、意見に流されてしまうようなことがありません。
人の意見の大切さを知りつつも、バランス感覚を持って決断をするのです。