【コラム】創業8周年を迎えての心境の変化

2014年4月1日に、株式会社決断力を創業しました。
研修講師や講演の仕事をしておりますが、経験ゼロ、顧客ゼロからのスタートでした。
50歳で創業したのですが、止むに止まれぬ思いでスタートしました。

 何もない状態でスタートしたわけですから、最初は食べていくのに必死です!
知り合いのツテを頼ったり、ネットで研修会社を調べて直接電話をかけたりしました。
それでも、なかなか思うように取引先は広がりません・・・  数年経って、ようやく取引が増えてきました。
でも、自分のことに精一杯で、周りを見渡す余裕なんてありません・・・  そんな中でも、母校(大学)への応援だけは継続していました。
同窓会に顔を出し、寄付をして。 
損得ではなく、自分を育ててくれたという思いが強かったので、恩送りの気持ちだけでした。   コロナショックに見舞われましたが、早くからEラーニングに取り組んでいたので、
対面型研修の落ち込みをカバーしてきたのがこの2年でした。
でも、2022年は売り上げが30%ダウンすることが見込まれています。
研修会社経由の仕事が激減したのです。  私も一瞬はドキッとしました。
でも、これはB2BビジネスからB2Cビジネスに転換するチャンスだ!と捉えることが
できたのです。出来事自体にいいも悪いもありません。受け止める側の心境次第で、ピンチもチャンスに
変えることができるのです。   とはいうものの、すぐになんとかなるものではありません・・・
自分のことだけを考えていたのでは、できることは限られています。

 そこで、B2Cビジネスをおこなっている周りの方々を応援する!と決断しました。
現在は構想中ですが、夏までには具体化させたいと考えています。

 こんなお話をご存知でしょうか?
天国と地獄の違いです。
 どちらも、大きなテーブルに山盛りのご馳走が並べられています。
人々は、椅子に縛り付けられていて、手には長い長い箸を握らされています。

 地獄の人たちは、泣いています。
ご馳走を食べようとしても、箸が長すぎて食べられない・・・
お腹が空いても食べられないのは、かなりの苦痛ですよね。  天国の人たちは、和気藹々として楽しそうです。
ご馳走を箸で取り、テーブルの向かい側の人に食べさせてあげています。
そして、相手も食べさせてくれています。
橋を自分のためだけに使うのか、相手のために使うのかで、大きな差が出るというお話です。   コロナで厳しい状況に追い込まれている人は、たくさんいます。
私も余裕があるわけではありませんが、できる範囲でみんなの応援をする。
見返りを求めるのではなく、そうすることで危機を突破できる!そういう心境に、今は成りました。