【実績】近代中小企業に寄稿しました。

コロナ禍の私の体験談!
先見の明と師の教えと仲間

〜 悩みに「ハドメ」をかける 〜
このコロナショックで悩みを抱えていない経 営者は存在しないと思います。かく言う私も同 じでコロナショックの真っ只中、不安で眠れず に深夜や早朝に SNS に投稿すると、即レスして くる経営者の多いことに驚きました。各々深い 悩みを抱えているようです…。 大切なことは、悩みに「ハドメ」をかけるこ とです。「ここまでは悩む」「悩んでも時間がき たら切り上げる」など、どこかで必ず区切りを つけましょう。悩むことは仕方がないことです。 でも、いくら悩んでも果てがありません。問題 は解決しません。 逆に悩み過ぎるとさらに落ち込んで、よから ぬことを考えたり、慌てて行動したりしてしま います。本稿では、そのようなことにならない ように、私の体験談をお伝えします。皆様のコ ロナショックの乗り切り方のヒントになれれば 幸いです。

繁忙期に需要が蒸発も
先見の明が救ってくれた

私は、企業への研修講師や講演 の仕事をメインにしています。大 阪在住ですが東京での仕事も多く 全国を飛び回っていました。しか し、コロナショックで生活が一変 し焦りました。

本年 月中旬から、対面型研修 や講演の仕事が完全にストップし、また毎年4月頃は新人研修や新任管理職研修 の時期で一番の繁忙期ですが、緊 急事態宣言で 月の稼働日はたっ たの 5日間でした。

しかし、私の場合は、動画を使 ったオンライン教育サービス「e ラーニング」の可能性を信じて、 コロナショックの前から講座コン テンツの作成と動画撮影に取り組 んでいたのです。今回は、この取 り組みが功を奏しました。

私が制作しているオンライン講座の動画は100を超えます。その過程で 動画用の資料作成方法や見せ方、 喋り方などのノウハウを会得して おり、 月以降の自宅待機時にさ らにコンテンツを増やし一気に 講座を作成しました。
eラーニングの成長は私の予想 を遥かに超えていました。緊急事 態宣言でテレワーク導入のビジネ スパーソンが急増し、解除後もオ ンライン化は進み、同時にeラー ニングの需要も進みアッと言う間 に本流になったのです。

一方、対面研修にこだわってい た研修会社、eラーニングにまだ 手をつけていなかった研修会社は 途方にくれています。成長分野を 見つけ出し、早めに手を打つこと の大切さをあらためて感じました。

ノウハウを棚卸しして
新たなチャレンジをする

さらに、eラーニングで培った 動画を使用した研修ノウハウを生 かして、Zoom活用のオンライ ンセミナーにも進出しました。

実は、それまでZoomは触っ たこともなかったのですが、昨今、 経営者仲間の会合も対面からオン ラインに切り替わりZoomに触 れることが増えました。最初の戸 惑いも、慣れて行くうちに「これ を使ってオンラインで講座ができ ないだろうか」と考えたのです。
う人もいます。「ネットのセミナ ーや学習が、どんなものかよく分 からない」「初めてなので、不安だ」 こうしたニーズに応えるべく、入 門講座を作り、全くの初心者でも 取り組めるようにマニュアルを作 成しました。
り、ひどいのになると、休業して いる店舗や事務所に空き巣に入る という愚行に及んでいます。なん とも情けない気持ちになります。
に買う。そうすれば「あのときに 助けてもらった」という「徳」が、 長い目で見ると巡り巡って来ま す。松下幸之助のエピソードを読 み返してみると、この意味すると ころがよく分かります。

取り引き先の研修会社に企画を 持ち込んだところ「じっとしてい ても仕方がないから、まずはやっ てみましょう」ということになり、 キャンセルになっていた研修がオ ンライン講座として復活しまし た。しかも、講師料はそのままな ので大幅な収入減の私には、まさ に「干天の慈雨」です。

世の中には無料の講座も多々あ りますが「講師目線で話せる人は 少ない」と感じています。資料の 作り方、喋り方など、残念に感じ る講座もあります。「お金をいた だくのであれば、それなりの価値 がある講座にしよう。そして困っ ている研修会社や講師の役に立と う」と考えました。

仲間を大切にして
共に知恵を出し合う

さらに、研修会社や研修講師に 目先の利益より 中長期の〝徳積み〟として 「Zoomの使い方講座」 をオンラインで開講しました。対 面型研修に変わるオンラインセミ ナーの開催方法を、オンラインで 伝えるわけです。研修講師だけで なく、お客様と対面できずに困っ ていたビジネスパーソンの方々に もノウハウを提供しました。

私は、松下幸之助氏の直轄部隊に管理職として 28年勤務していました。「松下幸之助であれば、本当に困った時ににどうするか?」と考 えることが決断の指針になってい ます。この状況下で松下幸之助で あれば「目先の利益よりも中長期 の〝徳積み〟がとても大事だ」と 言うことでしょう。
今は、普段と交流することが少ない人とも交流できるチャンスで す。多くの方が外出をできるだけ 控え、自宅にいる時間が長くなっ ているはずです。そうでなくても、 いつもより時間を取ってもらいや すくなっています。

こうした社会の激変期には、新しいことに挑戦することを嫌がる人もいますし、他 者から見ると心ない行動を取る人 がいます。マスクを買い占めて高 値で転売したり、トイレットペー パーを買い占めたり、一生懸命頑 張っている医療従事者に罵声を浴 びせ、お子さんの通学を拒否したりした人もいました。そこまでいかなくても、従業員 を不当に解雇したり、払うべきも のを払わなかったりする事例も多 いようです。もちろん、個別の事 情で背に腹はかえられないことも あると思います。でも、こうした ときに、その人の本当の姿が明ら かになります。そして、騒ぎが収 まったときには、浅ましい行動を 取った人は誰も相手にしてくれな くなります。

困ったときには友人、特に経営 者仲間と話をすることはとても勇 気付けられます。相手の悩みを聞 くと自分の悩みが小さかったこと に気付いたり、自分の悩みからの 脱出のヒントをもらえたり、そし て何よりも、お互いに協力できることが見つかったりします。 こんなときだからこそ、役に立 てることを提供し合い、ピンチを 脱出するためのコラボレーション を考えてみましょう。自社宣伝で 大変恐縮ですが、現在、公認会計 士の方やIT企業の方とのコラボ レーションで、ビジネス会計講座 「商神」の魅力アップのための取 り組みを話し合い、お互いに役割分担を進めています。
(「商神」Webサイト https://decision.ne.jp/shoushin/)

自分一人の力で、このピンチを 脱出するのは難しいかもしれませ ん、しかし仲間と一緒に取り組め ば、きっと脱出の切っ掛けが見つ かるはずです。そう思って、前を 向いて歩みたいものです。

「something new」。これは、大学時代の恩師の教え です。私はこの言葉に何度も勇気 付けられました。

コロナショックは、これまでの 仕事やビジネスのやり方を根本か ら変えることになります。「じっ と待っていれば、そのうちにおさ まる。良かった頃に戻れる」そん な甘い期待は、持たない方が賢明 です。

どんなに小さなことでも「これ までのやり方に工夫を加える」「新 しいことにチャレンジする」そう することで、おのずと道は開けま す。人生100年時代と大変化の 時代が共存する今だからこそ、過 去のやり方にとらわれていると相 対的に退化してしまいます。

日々、あたらなことに挑戦する。ピンチは、大きく変化するチャンスと捉えて、前向きな行動をする。
そうすれば、活路は開けると思うのです。

〜 他社の取り組み事例に学ぶ 〜
暗い世の中を明るくし、元気を出してもらう 「コロナころりん」プロジェクト
新型コロナウイルスの影響で、売り上げダウン やイベント中止などで、中小企業経営者をはじめ 多くの人々が暗い雰囲気です。そんな中で、愛媛 県松山市の某社長さんが「アナタの新聞でお客様 の気持ちを明るくしたい」と、弊紙『日本一明る い経済新聞』を大量購入してくださいました。 そこで、私(竹原)は「今こそ、何かせなアカ ン!」と気付かされ、まずは気持ちを前向きにす ることが大切であると考え「コロナころりん」プ ロジェクトを始動させたのです。これは、マンガ で情報発信を支援する「株式会社アンシャントマ ン」(大阪市)の協力で、憎き新型コロナを〝こ ろりん〟とやっつけるキャラクター「コロナころ りん」を誕生させることでスタートしました。 このキャラクターを広めて明るい気持ちに切り 替えましょう。皆様に著作権フリーで使用しても らい、クスッと笑っていただければ嬉しい限りです。笑いや前向きな気持ちは免疫力をアップさせ て、いいアイデアが生まれます。三方良しの精神 でピンチをチャンスに変えましょう
(日本一明るい経済新聞/編集長・竹原信夫)


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〒 550-0003 大阪市西区京町堀1−14−25京二ビル205号 日本一明るい経済新聞/編集長・竹原信夫
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