決断とは、未来に向かって行うことです。
未来のことについては、期待もありますし不安もあります。
より良い未来になって欲しいと強く願う反面、先行きの見通しが立たないことに不安を感じます。
このことが、私たちの人生に悲喜こもごもの結果をもたらしています
宝くじやギャンブル。
時には、生死を分けるようなことが起こったりします。
そのために 人類は保険というものを考え出しました。
ただ確実に言えることは、「絶対確実な未来など存在しない」ということです。
次の瞬間は、私たちの予想をはるかに超えた出来事が起こりうる、というのが現実です。
こういうことを書くと、不安に感じる人が多いかもしれませんね。
しかし、これは事実です。
ただ、起こりうる確率と、その影響度(リスク)がどれくらいあるのか、ということを知ること。
そして、リスクを回避する手立てを考え、実際に行動することで、不確実性を低く抑えることができます。
リスクはゼロでないと、絶対にダメだ!
こう言う人は、不安感が先に立ってしまって、現実を冷静に見ることができていません。
そんな人に限って、資産運用は定期預金に限る、ということをしながらも。
「絶対確実にもうかります!」という悪徳業者の勧誘に引っかかってしまうケースが多いことを、私たちは見てきました。
不安感を解消することが第一優先となり、冷静にリスクを見極められないのが、その原因です。
決断というのは、未来の不確実性に対する意思決定です。
その根底には、個人の価値観や人生観があります。
その上に、事前の情報収集、リスク判断、判断基準の検討があって、決断することになります。
どこまで情報収集しても絶対確実ということはあり得ませんし、リスクもゼロにはなりません。
そうしたことをきちんと理解したうえで、判断基準を検討するのです。
私たちが生きているからこそ、不確実性があるのです。
絶対確実な世界というのは、すべてが死に絶えた世界だけ。
生きているということに感謝して、未来に向かって物事を決断して参りましょう。