
還暦を過ぎてから、
「他人と比べなくなった」と感じるようになりました。
それは悟りでも、達観でもありません。
単純に、比較が時間と心を浪費する行為だと、体感で理解したからです。
私はこれまで、会社員として、そして独立後も、
多くの経営者や士業の方と関わってきました。
上場企業の経営者、立派な肩書きの方も少なくありません。
かつては、正直に言えば羨ましく感じたこともあります。
「すごいな」「自分とは違う世界だな」
そう思ったこともありました。
しかし今は、不思議なほど関心がありません。
なぜなら、比較がもたらす本当のコストに気づいたからです。
比較は「外側の指標」しか見えなくする
人は他人と比べるとき、
ほぼ例外なく「外側の指標」を見ています。
- 売上
- 肩書き
- 会社規模
- 年収
- フォロワー数
- 住んでいる場所
- 周囲からの評価
確かに分かりやすい指標です。
しかし、分かりやすいものほど危険でもあります。
そこに至るまでの背景は、ほとんど見えないからです。
表からは見えないところで、
- 孤独
- 失敗できないプレッシャー
- 家族との距離
- 人間関係の歪み
- 健康不安
- 後継者問題
こうした悩みを抱えている経営者は、決して少なくありません。
見えないものを無視して、見える部分だけを比べる。
これが、比較の本質的な危うさです。
比較は「心のエネルギー」を静かに削る
比較の厄介な点は、
削られていることに本人が気づきにくい点です。
比較は、
「向上心」「努力」「反省」といった、
一見すると“正しそうな顔”をして近づいてきます。
しかし実際には、心のエネルギーを静かに奪います。
そして、心のエネルギーが乱れると、
必ず時間の使い方が乱れます。
- SNSを見て焦る
- 目の前の処理だけで1日が終わる
- 大事なことほど後回しになる
- 夜に反省し、翌朝また焦る
これは感情の問題ではなく、
時間設計の問題です。
還暦を過ぎたら、勝負する場所を変えればいい
会社員時代、私は「会社の中の勝負」をしていました。
評価、昇進、役割、成果。
比較が前提の世界です。
それ自体に価値はあります。
ただ、その枠組みの中にいる限り、
比較からは逃れられません。
今は、勝負する場所が変わりました。
- 自分が気持ちよく生きられているか
- 自分の時間を、未来に使えているか
- 家族との関係は穏やかか
- 無理のない働き方ができているか
この勝負に、他人との比較は不要です。
自分の基準で決まるからです。
人生の質は「時間の使い方」で決まる
売上も、幸福感も、人間関係も、健康も。
すべては、時間の上に成り立っています。
だから私は、
成果を出したい経営者や士業の方に、
まず「時間の使い方」を整えることをおすすめしています。
他人と比較して焦る時間は、
1円も生みません。
むしろ、大切なものを壊します。
比較を手放すための、現実的な3つの視点
比較は「意志」ではやめられません。
習慣だからです。
変えるには、仕組みが必要です。
① 比較を生む情報の入口を見直す
特に、朝一番の情報には注意が必要です。
朝に入れた情報が、その日の感情と行動を決めます。
② 自分の基準を言語化する
「自分にとって、十分とは何か」
これを言葉にできると、比較は自然に減ります。
③ 時間を「消費」と「投資」に分ける
学ぶ、考える、整える、仕組み化する。
未来が良くなる時間を先に確保する人は、静かに強くなります。
まとめ:還暦を過ぎたら、「心の安寧」と「時間」で勝てばいい
地位や名誉、財産は大切です。
ただ、それを追い続けて疲れている人も多い。
今、私が大切にしているのは、
心が整い、時間の使い方が安定していることです。
還暦を過ぎたら、他人と比較する必要はありません。
むしろ、比較を手放した瞬間に、
時間と心の余白が戻ってきます。
あなたの時間は、
誰かの人生ではなく、
あなた自身の人生のために使ってください。
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