決断が苦手な方のための「政治家思考」

まず、誤解無きように申し添えます。

私は、政治家とは素晴らしい仕事だと、尊敬しています。
普通の人は自分のことだけしか考えていませんが、政治家は社会や未来のことを考えて、行動するからです。

今の時代、政治家は「割に合わない」仕事のひとつかもしれません。
お金になる仕事なら、ほかにいくらでもありますし。
いつも監視され続けられるという、緊張感があります。

政治家らしからぬ姿が報道されると、バッシングされるのも。
人々の期待が高いことの裏返しだと思うのです。

政治家とは、とても忙しい職業です。
政治、経済、選挙区などの、沢山のことを考え、
これまでの付き合いの人、新しい付き合いの人など、たくさんの人に会い。
時間を有効活用することが、常に求められています。

そのためには。
自分にとって、この人と会うことは重要なのか?
この問題を解決するのは、急ぐのか?
もし、順位をつけるとすれば、どの順番か?
先に約束したことでも、より緊急・重要な案件が入ったら、日延べできないか?
このように考え続けることで、即断できるようになります。

つまり、スケジュールをきちんと整理しておいて。
緊急度と影響度の2つの軸で案件を判別し、優先順位を決めるのです。
緊急で影響度大のものから着手するとともに。
緊急で影響度の小さいものを、隙間の時間に片付ける。
緊急ではないが影響度の大きいものは、頭の片隅にいつも入れておいて考えを巡らせる。
緊急でもなく、影響度の小さいものは、リストに書き出して、ウォッチしておくのです。

よく、緊急度と「重要度」で判断すべきと言う人もいますが。
私が「影響度」で判断することをお勧めしています。
なぜなら、重要度には個人の価値観が入ります。
影響度は、個人だけでなく、組織や周囲のことも考えることで、より効果的な時間の使い方につながるからです。

ただ、緊急で影響力の大きいことばかりやっていると。
声を届けることが出来ない、社会的弱者の声に耳を傾けることができなくなってしまいます。
仕事においても、健康管理や部下との対話をおろそかにしておくと、ある日突然緊急かつ影響度大の事件に出くわすリスクがあります。

このことに留意することを前提に、「政治家思考」を取り入れてみてはいかがでしょうか?