決断に迷った時の対応方法とは?(私の体験談より)

 私でも、決断に迷う時はあります。

そんな時は、必ず妻に相談します。
(これが結論ではありません)

 この時期は、2016年度の研修企画のご依頼が届く時期です。
コンペ、入札などいろんな表現はありますが、複数社から見積りを取って、一番
いい会社にお願いしよう、ということですね。

 私はこれまで、研修に使うテキストは 主催者側で印刷していただいており
ました。
自前で印刷する、という発想がありませんでした。

 今回、あるお客様が、テキストを印刷して納品することを求めてきました。
印刷会社に見積りを取ると、1冊1000円です。
ページ数やコンビニコピーとの比較、手間賃を考えると、妥当な金額です。
両面コピーで20円、50ページで1000円です。
でも、100人の研修であれば、これがなんと10万円になるのです。

 ところが、お客様の「予算」の枠内に収めるのが難しい・・・
印刷代は印刷会社に支払いますし、交通費、宿泊費も実費での見積りです。
時間単価を下げてでも、なんとか受注したいという迷いが生じました。

そこで、妻に相談。
明快に答えを出してくれました。

「自分の仕事に自信を持ちなさい。印刷代がかかるのは仕方がない。明細をきちんと
お客様に伝えよう。それで受注できなければあきらめようよ。」
なるほどな、と納得しました。

 私は、自分が行うセミナーには自信を持っています。
お客様(受講者様)の学びと気づきに貢献することが、私にとってのミッションです。
適切な価格でご提供することで、私も助かります。
無理をすることは、かえって自分のためにも、ほかのお客様のためにもなりません。
そのことに思いが至りました。

 決断に迷った時の対応方法とは。
「自分の価値観をしっかり持つこと」です。
そうすれば、おのずと決断に迷いがなくなるのです。

 そして、「信頼できる人物に相談すること」。
あなたのことを客観的に見てくれていますので、自分の価値観を再認識できます。
ご家族、友人、会社の上司や同僚など。
第三者の視点から、自分が決断しようとしていることと、あなたの価値観を比較して
くれることでしょう。