先日、大阪産業創造館設立15周年の記念講演会に出席してきました。
大起水産の会長と森下仁丹の社長のお話。
叩き上げの創業会長と、総合商社出身で老舗を再生させた社長です。
業界や社歴や経歴が違えども。
着目するところは同じでした。
それは、現代経営での決断とは、臨機応変さが求められる、ということです。
「変化が激しい時代」と、ことあるごとに耳にします。
これはつまり、万全の自信を持って決断しても、見落としがあったり 環境が
変わってしまうことを意味します。
情報を得たとき、決断を下したときは正しい判断だったとしても。
その判断に固執すると、良くない結果を招くリスクが高いということです。
森下仁丹社長は、情報収集の大切さとともに、朝令暮改でも構わないから
間違いだと悟ったときには 決断したこともひっくり返す勇気が必要だとおっしゃっていました。
これを言い換えると「臨機応変」です。
変化を恐れるあまり、「以前はこうだった」という人もいます。
「さっきまでYes!と言っていたのに」と 戸惑う人もいます。
それでも臨機応変に、決断と行動を変えることが大切です。
決断のプロセスにこだわりすぎることは、現代の経営環境にはそぐわないことが多々あります。
決断のスピードと、目標にフォーカスすること。
業績を伸ばし、回復させている企業のトップから、気づきをいただきました。