決断できない人の心理

自分には決断力が無い、とおっしゃる方も時々いらっしゃいます。
日々の生活の中では なんらかの決断を毎日行っているはずなのですが。
決断することに苦手意識を持たれています。
いったい、どうしてなのでしょうか。

そのひとつに、自分の決断に自信が持てないというよりも、自分が決断したことに対して、他人からあれこれと言われるのが嫌なことが、その根底にはあるように思います。
みんなと同じ、仲間と同じ、という意識が働きやすい集団に深く組み込まれている場合。
違うことをして後ろ指指されたり、集団のために行った決断が受け入れられなかった時を考えると不安になってしまうのです。

家族、血縁、地縁、そして共同体意識の強い職場など。

「同調圧力」がかかってしまい、自分のいいたいことも言えなくなってしまいます。



集団としての意思決定をするのであれば、みんなに確認を取ってから決める、というやり方があります。
時間はかかりますが、後になってから自分は反対だった、と言いにくくなります。
このやり方の是非はともかく、こういうやり方があるということは覚えておいて損はありません。

ファッションやランチのように、まったくの個人的なことですら決められないという場合には。
所詮は大した金額では無い、と割り切ることが大切です。
自分が損するかもしれないこと、ほかにもっといいものがありそうだという「恐怖感」を克服することが大切なのです。
でも、その恐怖感が実はたいしたことが無いと思えると、決断ができるようになります。

決断力は、心理学とも密接に関係していることがわかります。