決断力の次に大切なものは何か?

20世紀が「知識・情報の時代」であり。
現在が「決断力の時代」であるならば。
未来は、どんな能力が必要とされる時代になるのでしょう?

私は、「実行力の時代」だと思っています。

私が提唱する「決断力」とは、元々決断と実行をワンセットにして考えています。
口先でいくら「決断しました!」と言っても、実行しなければ実現できません。

大学受験や資格試験に挑戦することを決断した!と言っても。
受験勉強を頑張らないと、合格はしません。
ダイエットに挑戦する!と決断しても。
運動もしない、食事も減らさないでは、体重が減るとは思えません。
実行力が伴ってこその、決断力なのです。

実行力にも、スピード、クオリティ、プロセスの3要素が大切になります。
そして、そのレベルを高めることが益々要求されると思います。

たとえば、ビジネスの現場においても。
これまでは日本で意思決定して、日本の工場で生産していたものが。
海外で現地設計され、別の国で生産するのが当たり前になります。
日本の本社を含めて、企画から開発、製造まで、どのように連携してビジネスを進めればいいのか。
日本国内でのモノづくりとは、実行力のレベルが格段に上がります。

個人においても、もはやネットに接続できる人類すべてが仲間であり、パートナーであり、ライバルであり、お客様に成り得ます。
同じことを同じ時期に決断しても、その夢やプランを実行するには、仕掛けも仕組みも大掛かりになります。

顔を合わせている人が大切なのは変わりませんが。
ネットに接続している人の力を借りることで、実行力は全然違うものになります。

決断して、実行して、実現してこそ、ワンサイクルが終わるのです。
まずは、決断力を高めるところから始めてみませんか。