【コラム】プロ野球の「リストラされる監督」に学ぶ

 あなたは、プロ野球の監督に憧れますか?
試合の指揮権を持って、選手を自由に動かして勝負に勝つ!
20世紀には、男の子の憧れの職業第一位だったこともあります。

 監督がウンと言わなかったら、選手は試合に出ることができません。
スターティングメンバーの決定から、打順の決定。
試合では、ピッチャーの交代や代打、代走の決定。
どんな選手を一軍に呼んで、どの選手を二軍で調整させるかも決定します。
まさに「ザ・上級管理職」です。


 でも、選手との信頼関係構築に失敗し、成績不振どころか途中休養に追い込まれた監督もいます。
■youtube 【悲報】選手に嫌われてしまった監督…

  こうした監督たちの共通点。
自分の考えに強いこだわりを持ちすぎていることがわかります。
持論を持って組織を改革すること自体は、とても良いことです。
プロ野球は勝利が一番大事。
もちろん若手育成やファンサービスも大事ですが、優勝すれば大抵のことは不問に付されます。

 自分の考えだけで、選手に無理難題を押し付ける。
選手のことを考えずに、自分の考えだけで行動する。
ソリが合わない選手とのコミュニケーションを避ける。
こうした行動が積み重なると、選手との間に信頼関係が無くなっていきます・・・

その結果、選手は試合に全力を出すことができなくなり、結果として負けが増えてゆく悪循環に陥っているように感じます。

 監督といえども、上級管理職です。
結果が出せないと、リストラされてしまいます。
部下として監督のことを見るだけでなく、「自分も同じことをしていないか?」と反省してみることも大切ではないでしょうか?

 なお、このような監督たちのコミュニケーションスタイル(ハートグラム診断)では、どうなるでしょうか。

自己主張が強いので、「裁判官」は4個以上あります。
裁判官はリーダーシップのカードです。
多いこと自体は、悪いことではありません。
むしろ、闘志満々で力強い監督と言えます。

一方で、「天使」が少ない・・・
これは、思いやりのカードです。
選手に対する愛情が足りていません。
「裁判官」とのバランスが悪く、「俺が、俺が」になりやすいのです。

そして、「アリ」は多すぎるか少なすぎりかのどちらかです。
「アリ」が多ければ、細かいことにも口を出しすぎる傾向が強くなります。
少なければ、大雑把で配慮が足りない、ということになります。
「裁判官」と「天使」のアンバランスに加えて、細かすぎか大雑把が加わると、選手からの信頼が得にくいでしょう。


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