2017年のキーワード「主座を保つ」

2016年には、各国の大統領選挙や国民投票で大きな変化が起こりました。

今年はその余波がいよいよ本格的に押し寄せてきそうな気配がありますね。

 その最たる例が、1月20日にアメリカ大統領に就任するトランプ氏。
昨年後半は、彼に翻弄された人々が少なくありませんでした。

 トランプ氏は、政治経験が無いままに世界に最も政治的権力を持つ立場に就く人物。
これまでのタブーや暗黙の了解にとらわれない、ゼロベースでの関係見直しを表明していることに対し、懸念の声も少なくありません。
そして、影響は広範囲に及びます。
それが、巡り巡って日本の政治経済、ひいてはあなたの組織、仕事などにも影響を及ぼすこともあるかもしれません。

 でも、本当に大切なことは。
あなた自身が、「主座を保つ」ことではないでしょうか?

 トランプ氏や、その影響を過度に恐れても。
物事は、実際のところ何も変わりません。
他人の決断に身を任せてしまうことで、翻弄されてしまうばかりです。

 あなた自身が、「自分はこう思う!」という立場を堅持して。
自信と確信を持って行動すること。
変化が激しい時ほど、自分自身が決断するのだ!という信念をしっかりと保って頂きたいと思うのです。

 もちろん、変化に対応することも大切ですし、自説にこだわりすぎるのも 決してプラスにばかりはなりません。
その時に、ご自身の「決断の軸」さえしっかり持っていれば、流れに逆らわずに困難を切り抜けることができると思います。

 そして、目の前の問題に対処する前に、問題全体を眺めてみること。
そのうえで、対応策を考えること。
大きな変化が起こりそうな2017年こそ、自分自身を見つめなおして 何を自分自身は大切にしたいのか?を考えていただきたいと思います。