経営理念と人材育成

【経営理念の大切さ】
企業経営において、経営理念を確立することの大切さを説く人は多いです。
松下幸之助も、「実践経営哲学」の第一章で「まず、経営理念を確立すること」と説いています。

経営者はどうしても即効性を求めるもの。
経営理念だなんて、そんな悠長なことは言っていられない!
なにをのんびりしたことを!と思われるかもしれません。

でも、経営は決断して 実行して ワンサイクル。
経営者の決断を実行してくれる社員・スタッフがいてこそ、経営はうまくいくのです。
そして、会社が大きくなるにつれ、経営者の右腕として会社を束ねてくれる人材も必要になります。

経営者の右腕となる人材は、銭金だけでは動きません。
一緒に働くには「夢」を語ってほしいと思っています。
経営者の夢とは「経営理念」のこと。
この会社は何をめざし、どんな風に考えているのか。
この思いを共有できるかどうかを、ナンバーツーは口にしなくても考えているのです。

遠回りに見えて、経営理念を確立することが会社発展の近道です。
それは、一緒に頑張ってくれる仲間ができるかどうかの分かれ目だからです。