自分の得意分野では、誰でも決断力を発揮しています

自分には決断力が足りない」とおっしゃる方も、時々いらっしゃいます。

あなたも、仕事の場面で「彼は決断力が無いなぁ」と感じることもあるかもしれま
せんね。
「優柔不断とは、自分の価値観が不明確な場合に起こる状態である」と、前回の
メルマガでお伝えした通り。
その方は、価値観が不明確だからこそ、決断することに迷いが生じているのです。

でも、そんな優柔不断な方であっても。
自分の得意分野では、決断力を発揮していらっしゃるのではないでしょうか。

たとえば、仕事の場面でモタモタとしてなかなか判断ができていない女性社員が
いらっしゃるとします。
そんな彼女も、仕事帰りのスーパーではてきぱきと野菜を選び、肉や魚も買い物
カゴに入れているのではないでしょうか?
冷蔵庫にあるものが頭の中にきちんとインプットされていて。
その日の特売商品の値段が本当に安いのか、それを使ってどのような献立にする
のかを、頭の中ですばやく組み立てていらっしゃるはずです。

逆に、仕事の場面ではビシビシと決断できている切れ者の管理職であっても。
奥さんに買い物を頼まれても、どの野菜がおいしい野菜なのか見分けられずに
モタモタしたり、特売の値札に誘われて買ったものが 実はそんなに安くなかった
ということもあるのではないでしょうか?

決断力とは、本来誰にでも備わっているものです。
でも、その決断力を発揮する場面に個人差があるのです。
そして、発揮の仕方に個人差があるのです。

もし、あなたが決断力が無い、優柔不断だと感じていらっしゃるのなら。
自分の得意分野で、あなた自身がどのような行動をとっているのかを振り返って
みることをお勧めいたします。
その方法ややりかた、考え方を、応用すればいいのです。