第三者から見た私の特長に、判断の軸がブレないというのがあります。
サラリーマン時代に勤務先で行っていた無記名の360度評価で、何度もそういう評価をいただきました。
360度評価の面白いところ。
自分のことは、本人は当たり前だと思っていることが多いですよね。
でも、第三者から見ると、なるほどなぁ~というところを指摘されます。
私の判断軸がブレないのは、長期的な視点に立って、その方法が組織全体にとってベストなのか?という判断をしているからだと思うのです。
経営理念やビジョン、ミッションに忠実に物事を考えています。
逆に、判断軸がブレる(と感じる)人の特徴も考えてみました。
・コトより、ヒトにつく(相手によって、言い分がコロコロ変わる)
・短期的な見方しかしない(状況が変われば、すぐに態度が変わる)
・身内意識が強すぎる
つまり、自分本位で物事を考え、客観的な事実を同じ視点から見続けることができないタイプは、判断軸がブレます。
上司の顔色をうかがいながら仕事をしている中間管理職なんて、まさに典型です。
判断軸はブレないということと、発言が変わるというのは別物です。
状況が変わったり、新しい事実が出てきたり、事実誤認があった場合は、私もすぐに発言を変えます。
それは致し方ないことです。
松下幸之助も、朝令暮改を恥じていませんでしたから。
逆に、状況変化や事実誤認があっても前言にこだわり続けるというのも問題です。
結局、これも自分本位で物事を考えるから、他人から自分がどう見られているかを重視しすぎた結果です。
世の中は変化するのが当たり前。
でも、その変化を同じ視座から観察し続ける人が、長期的にはうまくいくのではないかと思うのです。
それは、決断するための土台がしっかりしているからなのです。
経営理念、ビジョンやミッションがしっかりしている企業が発展するのは、決断する軸がブレないからこそ。
個人においても、同じことが言えると思います。