「部長ができます」は、人を動かす能力が高いことを意味する

笑い話で「私は部長ができます!」というのがあります。

中高年男性が、転職市場で面談するときに言うセリフとして。
何の専門性も無いことを皮肉っています。

でも、部長が務まるというのは、本当は凄いことなのです。
課長までは、実務の延長線上にあります。
部下指導も、実務に立ち返れば出来ます。
現実を知っていれば、対処出来ます。

でも、部長はそう簡単に参りません。
思考の抽象度が上がり。
部下との接点も少なくなります。

その上で、組織のヤル気を高め、部下を統率する。
リアリティが少なくなる分、観察力と思考力が問われます。

部長に専門性は不要です。(あればいいでしょうけれど)
第一線の兵士では無く、一軍の将たる人物ですから。

部長ができる人は、「人を動かす」能力がとても高い人なのです。