決断の「プロセス」を大切にすること

 私は「日本営業道連盟」という勉強会に参加しております。
こちらでは、ベテラン営業マンの方々から、活きた営業術を学ぶことができます。
(7月18日に、大阪で公開セミナーが開催されます)
「コレでわかる!売れる営業マンのやっていること」
http://www.reservestock.jp/event/show/68797

  営業成績が上がらない人は、営業プロセスに問題を抱えてることが多いです。
いくら懸命に努力をしても、やり方が間違っていたのでは成果は上がりません。

 それなのに、上司が「頑張れ!」「お客様をフォローしろ!」「人脈を作れ!」と
言っても 全くの無駄です。
「お前にやる氣が無いから売れないのだ!」となると、現代ではパワハラと言われ
そうです。

正しいやり方の上に、正しい努力をするから、営業成績も上がるのです。
これは、好成績を上げ続けている営業マンに共通する資質なのだとか。
各業種で多少の違いはあるでしょうけれど、私がお聞きした範囲では すべての
ベテラン営業マンが口を揃えて同じことをおっしゃいます。

 決断も、営業と同様に「プロセス」が大切です。
まず、自分自身はどのような状態になりたいのか。目標を定めることです。

 次に、情報収集です。過去の事例や関連する情報など。
当たり前のことですが、準備をすっぽかして あわてて決断しようとする人は意外と
多いのです。

 そして、決断するための「基準」を明確にしておくこと。
個人や組織の「価値観」とも関連しますが、何を持っていい・わるいを判断するのか、
です。

 決断のプロセスをきちんと踏まずに、いきなり決断するとどうなるか。
結果ばかりを追い求めるので、望む結果を得られない場合が多くなります。
売れない営業マンの事例と 全く同じことが起こるのです。

 「決断とは 腹をくくることである」という精神論や、単純なものではありません。
特に、ビジネスのように繰り返し同じような場面で決断するような場合には、経験を
積むことを待っていたのでは 成功にたどりつくまでのロスが大きくなります。

 成功を望むなら、「プロセス」を大切にすること。
営業も決断も、同じです。